タイを知ろうぜ! Vol.2 タイにおけるオンラインメディア運営する上のポイント


木村好志
CEO
DTKライフ
2017-12-01


皆さんこんにちは!

DTK ADの木村です!

 

タイを知ろうぜ!第2回目の今回は「タイにおけるオンラインメディア運営のポイント」というテーマでお届けしていきます。

 

第2回目のゲストにはファッション・トレンドメディアをタイ人向けに運営されているSPICE LAB代表林真也さんをお招きしております。


SPICE LAB 代表 林真也さん

様々な角度からタイにおけるメディア運営についてお話を聞いていければと思います!

そして今回ももちろん、バンコクの頼れる漢【ミスター藤江】もお招きして、法律の切り口から様々なアドバイスを頂いていこうと思っております!


GVA Law Office (Thailand) Co., Ltd. 代表 藤江大輔さん

では皆さん第2回目もお楽しみください!いっきまーす!

 

SPICE LAB CEO 林真也という漢

木村:

始まりました!第2回タイを知ろうぜでございます!

林さん、藤江さんよろしくお願いします!!

林:

よろしくお願いします!

藤江:

よろしくお願いします。

木村:

林さんとはちょくちょくお会いさせて頂いてるのですが、頭脳明晰で兄貴肌というのが私のイメージですが、そのバックグラウンドを改めて聞いていきないなと思います。

林さんの経歴をざっくり教えて頂けますか?

林:

どうも!SPICE LAB林です!

経歴をざっくり言うと、2000年上智大学卒業 2010年青山学院大学国際マネジメント研究科修了(MBA)。

大学卒業後にメキシコ合州国に留学して帰国後、ITベンチャーを経て、外資系ITベンダーにてプロジェクトマネージャー、マーケティングマネージャーを経験。その後、ネット系広告代理店にてモバイル広告事業の海外事業責任者として11カ国のモバイル広告事業の統括及び台湾支社の取締役を兼任。

その後、モバイルゲーム関連会社に入社。SPICE LABを設立し、タイ及び東南アジアにおけるモバイル向けサービス、アプリケーション事業の責任者として日々奮闘中!!って感じです!

木村:

おぉ。。ざっくりどころか細かくありがとうございます!笑

そんなすごい経歴でいらっしゃる海外経験が長い林さんからどんなお話が聞けるのか今から楽しみです!

そもそもなんですがタイに来よう、と思ったきっかけは何だったのですか?

林:

東南アジア各国でのメディア事業展開を想定し、まずはビジネス運用拠点としてタイからスタートすることになった、というのがきっかけですね。

木村:

ではなぜ、東南アジアでのメディア事業展開だったのですか?

林:

前職でオンライン広告代理店にいた際に、タイ含めた東南アジアで広告を出せるオンラインメディアが非常に少なく寡占状態であったのでそこに事業機会を見出しました。
 


ラフな格好でも大丈夫です!と言ったらニルバーナのTシャツで来た我らがイケ親父。

SPICE LABの運営する【Spice】【PEPPER】

木村:

SPICE LABが現在タイで運営されているメディアが女性向けの

【Spice】男性向けの【PEPPER】とありますが、それぞれの特徴を簡単に説明お願いします!

【Spice】      https://spiceee.net/th/

【PEPPER】https://pepperrr.net

林:

SPICEはタイのF1層を対象としたコスメ、ファッションを中心としたビューティーオンラインメディアで、PEPPERはタイのM1層対象としたファッション、音楽を中心としたエンターテイメントオンラインメディアです。

元々は1つのメディアだったのですが、データ分析により分けた方が良いと判断してこの2つのメディアに辿り着きました。

木村:

ほぉ〜、元々1つのメディアだったのがターゲットが別れてそれぞれのターゲットへ特化したメディアへと変わっていった、という流れなんですね。

林:

そんな感じです!

木村:

ではメディア運営について色々質問させて頂こうと思いまっす!

コンテンツ数ってデイリーでどれくらい更新していってるんですか?

林:

デイリーで20、30本の記事とデイリーで動画も作ってます。

木村:

やっぱり数多いですね!

そのコンテンツを作る時に気をつけている点とかはありますか?

林:

仮説とデータを元にユーザーが好む傾向を常に意識してます。これが一番重要だと思っています。  

木村:

ユーザが好む傾向って国によっても変わってきそうですもんね。日本とタイでも全然違うし、東南アジアでも少しずつ異なりそうですね。

もちろん最初は0からのスタートだったと思うのですが、どうやってユーザーを増やしていったんでしょうか?

林:

やはり徹底的に仮説とデータを元にPDCAを回してユーザーが好むコンテンツを量産しました。これに尽きます。

木村:

なるほど。やはりPDCAを繰り返した結果、現在のように多くのユーザーを集めることに成功されたんですね!

ここやっぱり気になるところなんですが、タイ人ユーザーと日本人ユーザーの違いって何かありますか?


話を真剣に聞くミスターだが、怒られてる小学生にしか見えない

タイと日本のユーザーの違いって?

 

林:

やっぱりタイのユーザーは文字が多いコンテンツを好まないところが一番の大きな違いかと思います。

木村:

やっぱりそこは大きいですよね!文字、読むのも書くのもあまり好きじゃないのをすごく感じます。けど動画見るのは大好きですよね。

林:

ですね、動画もそうなんですが、できるだけ分かりやすいコンテンツや仕組み作りが運用をする上で重要だな〜と感じましたね。

木村:

現状のクライアントはどのようなところが多いんですか?

林:

クライアントの種類は幅広いんですよ。

スパイスでいうとやっぱりコスメ系が多い。あとは美容食品など。

ペッパーでいうとファッション、ガジェット系ですね。

99%ローカルのクライアントですね。

木村:

ローカルのクライアントが多いんですね〜。ローカルとの取引、結構大変だと思いますが。笑

林:

ユーザーの違いもあるんですが、クライアントの違いも大きいと感じましたね。

まずはKPIの設定が明確にされていなくて基本的に認知目的が多いです。

バズって話題になることを重要視、って感じです。

逆に日系のクライアントはやはりコンバージョンにフォーカスされていますね。

木村:

すごくわかります。レポートでの求めるところも大きく違うな、と。

藤江:

広告ではコンバージョンに注視したくなるという方が感覚として分かるのですが、タイにおいてバズったり、認知目的にプライオリティを置く理由ってどういうことが考えられるんですか?

林:

Eコマースなどのオンラインでの購買よりも圧倒的にオフラインでの購買が多いのでコンバージョンよりも認知目的にプライオリティを置いていると思います。

また、営業面でいうと、PVなどの数値はあまり刺さらないんですよね。

極端な話、担当者が知っているかどうかが大切。

担当者が知っている場合は結構通りやすいな、と感じます。笑

木村:

タイっぽいけどその通りだと思います。笑

現在の2つのメディアを使った御社の人気商品は何になりますか?

林:

商品レビューがやはり多いのですが、最近ではイベントレポートの依頼も増えてきました。

木村:

イベントレポートは特に需要がありそうですね!

アルコール広告規制がきついこの国なので余計に。

やはり広告出稿の際もこういったタイならではの規制は多いですか?

林:

やはりアルコールなどの特定商品についての広告規制には特に気をつけています。

藤江:

アルコールについては最近も話題になりましたね。SNS関係のアルコール露出に関して政府が規制を強化すると発表しました

木村:

そもそもタイの広告規制がどうなっているか、今日もミスター藤江に来て頂いてるのでわかりやすく解説して頂こうと思います!

ミスター!お願いします!

タイの広告規制について


小学生、喋り出す。あ、やべ、我らの頼れるミスターです。

藤江:

お任せください!

もっとも包括的に広告の規制を定めているのは、消費者保護法という法律です。この法律には、「広告面での消費者保護」という章があります。

木村:

日本でいうとどういう法律に近いんですか?

藤江:

景品表示法という法律ですね。タイの消費者保護法は、虚偽広告・誇大広告、誤解を招く広告などを禁止しています。ただし、その内容は非常に抽象的なので、これだけでは例えば医薬品 などのより慎重さが求められる分野には対応できません。そこで、薬品法や化粧品法、お話に出たアルコール規制法などでの特殊分野の規制が定められています。この構造は日本も同じと言って良いと思います。

木村:

アルコールは、特殊分野としてってことですね。これってどこまでが許容されるんですか?

藤江:

解釈の幅が大きいのは了解頂くとして、アルコール規制法には、「アルコール商品の名称又は商号を宣伝又は展示してはならない」と記載されています。法律を読むと、広告上注意しないといけないのは、「アルコール商品の名称と商号」なんだなということが分かる。

林:

僕も同じ問題に直面して、色々独自で調べましたが同じ意見を持ちました。

藤江:

ただし、「名称と標章を隠せば全部OK」とは言えないんですね。アルコール管理委員会の告示には、商品の中身(液体)を表示させることも規制対象とする旨書かれており、 実務的にはそれほど形式的には考えられていないようです。

林:

そこまで明け透けにしてしまうとルール無視になる可能性もありますしね。   

木村:

ちょーっとあやふやな感じも多いタイの法律っぽいですね〜。

さすがミスター、ありがとうございます!

それでは現在運営されている2つのメディアの今後の展開を聞かせてください。

SPICE LABの今後のメディア展開

林:

動画領域を伸ばすのとコマース領域へのチャレンジを今後は考えています。

メディアとしてのコンテンツの深度を深めるので動画には力を入れていきたいですね。

更にベトナム、インドネシアで女性向けのメディアも運営のディレクションも担当しているのですが、今後も今までストックされているコンテンツも含めてどんどん他国展開していきたいと思っています。

木村:

ベトナム・インドネシアの今後の展開も楽しみですね!また機会があればそちらの方もお聞かせ願いたいですね!

それでは最後に林さんの見る今後の東南アジア戦略を聞かせてください。

林:

マーケットの課題ももちろんですが、マーケットの成長と共に必要なプロダクトやソリューションが日々変わっているのでそのタイミングや潮目をきっちりとキャッチアップしつつ個人的には今興味を持っているAIやフィンテック領域などにも積極的にチャレンジしていきたいです。


趣味がムエタイという林氏。下手なこと言うとハイキックが飛んでくんじゃねーかと怯えていた。

木村:

おぉ〜!AIやフィンテック領域などのお話はまた次回是非聞かせてください!

常にトレンドを先取りしながらマーケットの動きを冷静に判断できる林さんだからこそ2つのメディアもここまで成長できたんだなと思いますね。

さて、本日の質問はここまでとなります!

林さん、貴重なお話聞かせてもらってほんと、ありがとうございました!

林:

とんでもない!こちらこそありがとうございました!

木村:

藤江先生、今回もありがとうございました!

やはり国違えば法律も違うということで法律の観点から様々な意見を頂ければと思いますので藤江先生には次回からもレギュラーメンバーとして参戦をお願いしまーす!

藤江:

もちろんです!また次回もよろしくお願いします!

木村:

さっ、3人でビールでも飲みながら仮想通貨について話しましょう!

お疲れ様でしたー!


あえてミスターの目が半開きの写真をチョイス。

さてさて今回はタイでのメディア運営について色々お話を伺うことができました。

今回はタイのオンラインメディアについて色々お話を聞かせてもらいましたが、やはりここでも日本ユーザーとタイユーザーでは違いが出ますよね。

マーケティングの上で重要になるところなので抑えておきたいポイントもいくつかあったかと思います。

また、営業の面でもローカルのクライアントの場合と日系のクライアントの場合で売り方やクロージングポイントまで変わってきます。

僕自身、ローカルのクライアントの営業をやっているのですが、刺さるポイントも違えば判断基準も違うので最初は相当苦労しました。

やはりタイを知る、タイ人を知るとというのはこの国で商売をする上で重要なポイントだな、と改めて感じました!

今後もまた様々な業界のお話を皆さんにお届けして行くなかで一緒にタイを知っていければと思います!

次回の企画も既に決定しており、今後も定期的にタイを舞台にしたビジネスを切り口にタイをもっと深く知っていければと思います。

 

ちなみに仮想通貨について話した夜、林さんと藤江先生の朝まで生テレビばりの議論を2時間程聞かされて次の日風邪をひきました。

⬇︎タイでのお仕事の際にGVA法律事務所のミスター頼れる男に相談したい!という方はこちらまで

http://gvalaw.jp/service/global/thailand

 

それではまた次回!

みんなで一緒にタイを知ろうぜ!

 


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